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FILE NO.003 花魁淵
ADDRESS : 山梨県塩山市
TRAFFIC : 奥多摩湖から国道441を甲府方面に進む。丹波山村を過ぎ、県境である一ノ瀬川に架かる、ノ瀬橋を渡った100m程先の左側。一応標識もあるので注意してみていればすぐにわかる。
大まかな距離は、東京方面から奥多摩駅より約32㎞、甲府方面から塩山駅より約29㎞。
1. : 記念撮影をすると昼間でも訳の分からないものが写る。淵の岩を写した写真には人面が写ることもあるという。
DATA : 花魁淵の南西部に位置する鶏冠山は戦国時代の武田家の隠し金山であり、武田家滅亡の直前にこの鉱脈は閉鎖された。抗夫の慰安のための55人の花魁は閉鎖に伴い秘密保持のために処分された。
その様子は壮絶なもので、柳沢川の上に吊り宴台を設け、宴会と偽り遊女を舞わせている間に宴台を吊っていた藤づるを切り、宴台もろとも淵に落とすというものだった。
この花魁たちの遺体は、下流の丹波山村まで流れ、不憫に思った村民たちがお堂を建て、冥福を祈ったという。その建物は今はもうない。
DATE : 1996. 12. 21 (Sat) 23:00
MAN : あちーむ、Mトウ
DATA :
Mトウの車にて花魁淵に到着。予想以上に寒い。街灯のたぐいは一つもないので、車から降りると真っ暗。慰霊塔を撮影していると、突然ハイラックスが到着。もしや土曜なので、『危ないおにいさま』の方々だったらどうしようとびびってしまうが、話を聞くと地元の人らしい。彼らに花魁淵に関する噂を聞いた。
  • 彼らの一人が昼間に記念撮影をしたところ、写真にオレンジの光が入っていた。
  • おいらん縁から甲府方面に300m程度先の急なカーブを通ると、突如として現れた白い車に抜かれ、事故ってしまうという噂がある。
  • 一ノ瀬橋手前のトンネル(シェルター)にバイクの集団が入ると赤いバイクが突然加わり、トンネルを抜けるとともに消えるという噂がある。
うーん、本当だろうか?彼らの記念撮影を終えて、いよいよ淵の撮影にはいるが、周りが切り立った崖になっているため、遠くからの撮影しかできない。何とか近くまで行こうとするが、Mトウの
「僕らが新しい心霊スポットになったらしゃれにならない」
との一言であえなく断念。最後に慰霊塔にお賽銭をして花魁淵を去る。このお賽銭の中には、5円玉も多くあったが、お賽銭をした人たちはここに「御縁」があってもいいのだろうか?
地元の人に聞いた、トンネルとカーブを撮影するもなんら変わったことなし。
TITLE : 慰霊塔
DATA : ISO 400
f 3.7
SPEED 1/250
フラッシュ使用
メモ : 念のために言っておきますが、慰霊塔が傾いて見えるのは、実際には地面のほうが傾いているだけです。
TITLE : 赤いバイクのトンネル
DATA : ISO 400
f 3.7
SPEED 1/250
フラッシュ使用
メモ : すいません、トンネルの名前を調べ忘れました。
TITLE : 魔のカーブ
DATA : ISO 400
f 3.7
SPEED 1/250
フラッシュ使用
メモ : 結構きついカーブでした、はい。
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